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​古伝書の研究

土佐槍術会では、奈良宝蔵院流槍術保存会に伝わる「宝蔵院流高田派槍術槍合わせの型35本」の稽古をおこなうのと同時に、現代に伝わる古伝書の研究をおこない、戦国期から江戸時代にかけて全国に伝わった宝蔵院流槍術の時代・地域・分派による型の記録と変化を調べ、記述に沿った型の再現などをとおして、技の理合と思想を​深く理解することに努めている。

​十文字目録之事(宝蔵院流高田派)

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​古伝書による稽古

古伝書により戦国期から江戸時代にかけて全国に伝わった宝蔵院流槍術の時代・地域・分派による型の記録を比較していくと、構えを始めとして突きの位置、冠る打つなどの表記表現、お互いの力量を認めつつ引き分かれるのか、勝って終わるのか、手順の完了なのか、型に関する意識の違いまで感じられる。それぞれ記述に沿った型の再現をおこなうことで、それぞれの意図していた事物を把握し、槍文化の歴史的生命として稽古者の神體に伝えていくことを目指している。

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